今まで(Macで)ささっとメモしたいときはEvernoteを使ってたんだけど、Kobitoっていうアプリに乗り換えた話。
Evernoteの不満点
Evernoteって高機能な素晴らしいアプリだと思うんだけど、いかんせん使いこなせてなかった。
- そこまでたくさんノートを溜め込むわけじゃないので、高性能な検索機能も使うことはなかった。
- 画像も放り込まないしWebクリップははてブでやってたので、ほぼメモ用途でしか使ってなかった。
- メモ用途にしか使わないのでリッチな編集機能はぶっちゃけいらない。
- でも見出しが作れる・箇条書きにできるくらいの機能は欲しい(ワガママ
また、
- ブラウザででっかい文字をコピーしてEvernoteに貼り付けるとでっかいまんま貼り付けちゃう。
- リンクとかフォントとか色とかもそのまま貼り付けちゃうのでちょっとウザい。
- そうならないように Command+V のコマンドを Command+Shift+V(テキストだけ貼り付け) と入れ替える方法もあったんだけど、なんかうまくできなかった。
- タブが勝手にスペースに変換される。ブロック編集するときに面倒。
みたいな不満点もふつふつとあり、要するに 「Evernoteが提供したいサービス」と「俺のニーズ」がマッチしてない ことが明白だったので、代わりになる何かを探すことにした。
Markdown記法との出会い
で、そんなときに(現在インターン中の)会社のエンジニアの人が会議のメモにMarkdownエディタを使っているのに気付く。
Markdown記法っていうのは軽量マークアップ言語のひとつで、
- 読みやすくて書きやすい
- リッチなフォーマット(htmlやtexなど)に変換できる
という特徴を持つ。
ぶっちゃけエンジニアにはお馴染みだと思うんだけど、Githubもまともに使いこなせてなかった俺はその時まで知らなかったのだった。お恥ずかしい。
「ぇ、なにそれ、もうメモするだけだったらそれでいいじゃん!」
ってことで、Evernoteの代わりになるMarkdownエディタを探し始める。
条件としては
こんな感じの良いアプリないかなーと思って探してたら、あった!あったよ!21世紀万歳!!
Kobito
Kobitoとは
Kobitoは、Quiitaが提供しているプログラマのメモ用途に特化したMacアプリ。
俺のためにあるアプリなんじゃないかこれ。
リアルタイムプレビューできるしタグ管理できるし、文句なしの機能。
スクリーンショット
KobitoのデータファイルをDropboxで共有する
とは言ってもKobitoにはクラウドで共有する機能はついてない(Quiitaと連携するアプリだから当然っちゃ当然)ので、無理矢理Dropboxでデータファイルを共有できるように設定する。
※ 非公式なやり方なのでやるときは自己責任でお願いします。
$ mv ~/Library/Kobito/Kobito.db ~/Dropbox/ $ ln -s ~/Dropbox/Kobito.db ~/Library/Kobito/Kobito.db
Dropboxにデータファイルを移動させて、元の場所にシンボリックリンクを張るだけ。簡単。
新しく端末を追加するときは、追加する端末のKobito.dbを削除 → シンボリックリンク作成 でおk。
(ただし、この方法だとiPhoneとかとまでは共有できないので「iPhoneともメモ共有したいぜ!」って人はiCloudのメモ帳を使おう。)
まとめ
というわけで、無事乗り換え完了。 サラバEvernote、今までありがとう。
ついでにこのブログ(WordPress使用)も WP-Markdown っていうプラグイン入れてMarkdownでブログ書けるようにしてみた。超便利。
Markdownは慣れてしまえばすごい簡単にそれっぽい見た目のものが書けるので、エンジニアなら覚えておいて損はないはず。
2014/1/9 追記
DropboxでKobitoのデータの同期ができなくなっていた。
~/Library/Kobito
を見ると、 Kobito.db-shm
と Kobito.db-wal
という見知らぬファイルが増えていた。
調べたところSQLite関連のファイルらしいが詳しいことはわからなかった。
とりあえずこの2つのファイルも同期させたところ、うまくいった。
#!/bin/sh src=~/Dropbox/Settings/Kobito lib=~/Library/Kobito ln -s $src/Kobito.db $lib/Kobito.db ln -s $src/Kobito.db-shm $lib/Kobito.db-shm ln -s $src/Kobito.db-wal $lib/Kobito.db-wal