めずらしい感じのアドベントカレンダーを見つけたので書いてみる。
自分は生まれつき難聴だけども高音と小さい音が聞こえない程度で日常生活にそれほど支障がない、いわばカジュアル難聴 (?) である。
大して困ってはいないのだけど、これまでの人生で何かあったっけな〜というのを振り返ってみる。
- 家電のピピピという音が聴こえない
- 特に体温計の音はマジで全く聴こえないのでいつも雰囲気で確認する
- 聴こえないが大して困ってはいない
- 「モスキート音 (若者にしか聴こえない高周波数の音)」が小学生の頃に流行ったが、もちろんまったく聴こえないので流行りには乗れなかった
- ロックバンドが好きなので自分もドラムをやりたいと思ったが、CD 音源だとハイハットの音が聴き取れなくて耳コピできなさそうだったので諦めてベースにした
- ライブに行くとハイハットが聴こえるので「あ、そんな音あったの」ってなる
- 騒音環境、特に電車の中では人と会話ができないので「はは〜 (それな)」という感じでお茶を濁している
- (難聴で一番困っているのこれかもしれない)
- リモートワークになって対面で人と会話する機会が減って大変助かる (オンライン通話では音量上げればいいので)
- センター試験の英語リスニングは壊滅的な点数だったが、英語は普通にできなかったので関係なさそう
- 健康診断のとき毎回「聴力やばいから再検査」って言われるのめんどい
- 事前に「生まれつき難聴なんで〜」って申告しておくと割と回避できる
- 一度だけ適当にボタンポチポチしてたら正常扱いされたことがある
- 「え、なんて?」って3回くらい聞き返して嫌な顔されるのは割とある
- カジュアル難聴すぎて特に周囲に申告もしていないので仕方ない
- ちなみに、高音が聴こえないと言葉の子音を聞き取るのが難しくなるらしい、身に覚えがありすぎる
- 接客業など、忙しなく会話する職業が無理
- 試験監督のアルバイトやったときが最悪で、受験生に聴こえないようにヒソヒソ会話しないといけないが全く聴き取れなくて怒られた
- ソフトウェアエンジニアという職業は向いている (テキストベースのコミュニケーションが多いので)
10代のときに「50歳くらいの聴力」と言われており実際50歳になったら現状維持なのかもっと悪くなるのかは謎だが、いまのところ (30代) そんなに悪化していない気はする。
歳をとったら誰でも耳は衰えるので、同世代くらいかもしれないあなたも50歳くらいになったら多分こんな感じになる。