自作キーボードにハマってはいるが、自分で設計するほどではなく、誰かが設計して頒布してくれている基板を使ってパーツを試行錯誤するなどして楽しんでいる。同じような人は多いのではなかろうか。
そういうことをやっていると、「このレイアウトすげー好みなんだけど、このキーは使わないんだよな」ということがままある。
「キーマップで何も割り当てないようにして、使わないようにすればいいじゃん」と思う人もいるかもしれないが、そういうことではなくて、そこにキーがあるというだけでミスタイプしてしまったりするので、やはり物理的にキーがなくなってほしい。
手軽に解決する方法として「キースイッチブロッカー」がある。
これでいいっちゃいいのだけど... 似たようなものを簡単に作れないかと考えた。 はじめは粘土みたいなものでそれっぽい型をとれないかと思ってやってみたが、全然うまくいかなくて諦めた。 3D プリンタを持っていれば簡単なんだろうけど持っていない。(置く場所がない...)
で、最終的に「余っているキースイッチをうまいこと使うのが最も手軽」となった。
まず、余ってるキースイッチを分解してバネを外してしまう。バネがなくなるとステム (キーキャップを嵌める突起部分) が常時下がった状態になる。

このとき、ステムパーツを180度回転させて突起 (画像の赤丸部分) がスイッチ部分 (画像の緑丸部分) を押さないようにしておく。これをしないと通電したときにキーが常時押しっぱなしになってしまうので。
あとは背の低いキーキャップを嵌めてやれば、良い感じに低い位置で固定されてくれる。 下記画像は Tai-Hao MT 165 を嵌めた様子。

使わないキーが低くなってくれたおかげでめちゃめちゃ打ちやすくなった。