ほとラボ

It works!

分割キーボードをはじめよう2025

みんな Cornix1 買ってる。買ってへんのお前だけ。

ちょっと前まで分割キーボードなんて基板にダイオードをはんだ付けする変態たちの嗜みでしかなかったはずなのに、いつの間にか市民権を得ている。流行ってるのは日本だけらしいが。

えっ 君らそんな変態キーボードにカジュアルに手を出して大丈夫なん?? キー数少ないからレイヤー操作に慣れないといけないけど大丈夫? と少し心配になる。

とはいえこれは僥倖で、いにしえからの分割キーボードユーザ2 としてはこれをちょっとしたブームで終わらせずしっかり盛り上げていきたい。そうすれば製品の選択肢が増えるので。

この記事は「おれはこんな分割キーボード使ってるぜ、みて!!」である。初心者にオススメできるポイントも説明するので、初心者にこそ読んでほしい。Cornix を買うでもいいけど、他にも選択肢があることを知ってほしい。

いま使ってるやつ

「普通の Corne やないかい」 というツッコミが飛んできそう。いや、それはそうなんだけど。そういうツッコミをする人は対象読者ではないので。

この Corne V43 は分割キーボード入門機としてオススメできる理由があって、それはもう
はんだ付けしなくていい
に尽きる。

むかし自分が最初に自作キーボードキットを買ったときは、はんだごて一式を購入して、慣れないはんだ付けを頑張ったあと、ドキドキしながら PC に接続してぜんぜん動かなかった。4

その点、Corne V4 シリーズではキットを購入するとダイオードやマイコンが既にはんだ付けされた状態で届く。完成品でこそないものの、部品を揃えてパチパチと嵌めていくだけで完成するので難易度はかなり低い。

「はんだごてを用意しないといけない」「失敗するかもしれない」というハードルを吹き飛ばしたのは偉業と言える。5

何を買えばいいのか

それぞれのパーツについて規格とか種類とか特徴とかの話はしない。入門者向けなので「とりあえずこれ買えばできる」を列挙する。詳しいことが知りたければインターネットにたくさん情報が転がっているので。

  • 基板: Corne V4 Chocolate
    • かっこいい専用ケースが付属している
  • キースイッチ: Kailh Deep Sea Silent Whale Mini x 46個以上
    • 【注意】間違って Mini じゃないやつ (MX とか Pro Box とか) を買ってしまうと Corne V4 Chocolate に嵌まらない
  • キーキャップ: SMOLO low profile keycap set x 1セット
    • セットを買うとちょっとキーが余るけどまぁ予備と思えばよい
    • 「ブランク (無刻印) キーキャップはキモすぎ!!!」という人は このへん から好きなのを選ぶとよい
  • TRRS ケーブル (こういうの) ※ 左右を接続するのに使う
    • 【注意】オーディオで使われるミニプラグケーブルと同じ形だが、3極 (TRS) ではなく4極 (TRRS) のものを使用する必要がある
    • 両端がL字の 50cm くらいのケーブルがあると最高だが、探してもいいやつが見つからないので、自分は 50cm のストレートケーブルにL字アダプタを付けている
  • USB Type-C ケーブル
    • キーボードと PC を接続するのに使用するケーブル
    • データ通信ができれば (充電専用ケーブルとかでなければ) なんでもよい

また、以下は「必須ではないがあるとよい」もの。

  • USB マグネットアダプタ
    • 有線キーボードは USB ケーブルの抜き差しによって USB ポート部分が物理的に故障しがちという課題があるので、この部分をマグネットで着脱できるようにしておくと負荷がかからなくて安心
    • たとえば CIO やつだと ストレートL字 が選べて良い
  • ブロアー (こういうの)
    • 黒いキーボードはホコリが目立ちがちなので、ブロアーがひとつあると手入れがしやすい
    • 100均でも売ってる

キーマップ

ハードウェア (キーボード本体) が上手く組めたら、次はキーマップである。

標準的なキーボードよりキー数が少ないということは、つまり一部のキーはレイヤーなどを駆使してなんとかする必要があるということであり、この設定には正解がない。

自分に合ったキーマップを模索するのも自作キーボードの楽しみのひとつではあるが、さすがに入門者向け記事を「正解はないので各自よしなに」で終わらせるのは忍びない。

なので一応、自分のキーマップ設定を紹介しておく。

Layer 0 (デフォルト)

Layer 1 (数字と記号)

Layer 2 (ほぼ使わない)

自分は状況によって外部キーボードを使わない (MacBook の標準キーボードを使う) ことが多々あるので、「標準キーボードと行き来できるようなキーマップ」というのがテーマになっている。

  • おおまかな位置は標準レイアウトから変えない
    • 親指は space command (Win, GUI) option (Alt) と IME 切り替え
      • 自作キーボード勢には「親指 enter」が人気のようだが、これに慣れると標準的な配列が触れなくなってしまうので...
    • 左端は tab control (Ctrl) shift
      • capslock ? 知らない子ですね
    • 右端は backspace enter矢印
      • デフォルトレイヤにどうしても矢印キーが欲しかった
        • その代償として記号をすべてレイヤ1に追い出す羽目になったが、逆に統一感があって気に入っている
  • 数字はテンキーレイアウト
    • ここだけは標準レイアウトと大きく異なるが、そもそも標準レイアウトは数字が入力しづらい
    • テンキーレイアウトだとキー印字を見ないでも数字が打てるようになって快適
  • レイヤは実質2つ (デフォルト+1) のみ
    • レイヤを3つ以上覚えるの無理では?頭バグる
    • 右手と左手どちらの親指で space ホールドしても Layer 1 になるようにすると脳の負荷が低い

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  5. 調べた限りでは、はんだ付けが一切不要のキーボードキットを販売したのは Corne V4 が初なのではないかと思われる。